皆様お久しぶりです!
久しぶりのレストア記を書いています
平成16年7月に静岡から1502がやってきて早1年半が過ぎました。
部品取りで仕入れたものの、車の状態が良く、完全に部品取りにすることは非常にもったいなく感じて
とりあえず、先に完成した02tiiへ水温計や左ドアを利用した後は
展示場の片隅に眠らせておりました。
いづれこの1502もレストアして乗れるようにしてあげようと・・・
そんな矢先、平成16年8月31日。台風16号による猛烈な風で
事務所が崩壊。。外壁の一部が1502を直撃してしまい、
天井、ボンネットは凹みが出来、フロントガラスは割れてしまいました。
もう復活させるのは無理だろうなぁ〜と感じていました。
でも、フロントガラスなどの部品さえあれば何とかなら無くはないだろうとも・・・
そんな時、以前から部品取りに譲って欲しいとお願いしておりました方が
お見えになられ、1502を手放すとのお言葉を頂きました。
早速、車を引き取りに行ったのは言うまでもありません。
状態としては右ドアは腐食し、使い物になりません。
ただ、他の部分はまだ充分使えるような状態で、ヒーターブロアも正常に機能しています。
メーター関係も正常。
これで1502をレストア出来る状態になりました★
早速、レストアする1502をリフトアップして各部の現状を把握します。
台風で被害を受けた1502です。
ボンネットとフロントガラスは修復不能です。
運転席のドアが白いのは02tiiにドアを移植した為です。
このドアも使い物になりませんので、部品取りの1502から頂きます。
オーバーフェンダー・フロントバンパーは取り外します。
一応、オリジナルに戻す為にこのパーツは使わない方向で考えています。
早速下廻りを見ていきます。
今まで一度もリフトアップしたことがなかったのでどのようになっているのか。。。
一番腐食の激しいのはドランク下部のスペアタイヤ部と、運転席のアクセルペダル下でした。
この部分は02tiiも同じように腐食していた所です。
ヘッドライト下も腐食のあった場所でしたのでグリルやライトを外して確認します。
やはり、腐食が確認できましたので、早速ここから作業を始めます。
溶接を要するので、ウインカー類も外しておきます。
0.8mm鉄板をRに合わせて加工し、真鍮溶接で接合します。
ガス溶接で普通の溶接棒だと、溶着温度が高い為にボディーに歪が出る為に溶解温度の低い真鍮を使用するわけです。
溶接後、サンダーで表面を滑らかにし、錆止め塗装を行いました。
同時進行で、錆の出ている部分はベルトサンダー等を用いて、錆を取り錆止めしておきます。
次に、ボンネットを取り外してエンジンルーム洗浄です。
バルクヘッド側のセンターにある鉄板も腐食していた為に
FRPで補修しましたので白っぽく見えると思います。
さて、エンジンルームの状態ですが、02tiiほどの悪い状態ではありません。
エアクリーナーBOXはすでに取り外し、ブラックで塗装する準備に回しました。
キャブ本体にビニール袋で防水処理後、全体に洗剤をかけ
靴洗い用のタワシやブラシ、ゴム手袋に軍手をはめ、ブラシ等の入らない所は直接洗いました。
エンジン本体は高圧洗車機で一気に汚れを落とします。
洗浄後、写真では判り難いですが明らかにきれいになりました★
次に運転席足元の腐食の修正を行います。
フロアマットがあるので見た目はわかりませんが剥がして見れば一目瞭然。穴が開いてます。。
この部分のアンダーコートなどを全て剥がし、鉄板を溶接後FRPで補強していく事にしました。